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  z3ta+2 レビュー(FirstImpression)

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WaveshapingシンセというVAシンセの中でもちょっと風変わりなシンセz3ta+2を手に入れましたので、早速レビューをしたいと思いますが、多機能であることから、全てをお届けすることができませんので、ファーストインプレッションと言う事でご容赦願います。

外観

こちらの第一印象は『デカっ!!』です。
しかしなが、前バージョンよりも視覚的に優れていて、マニュアルやヘルプが無くとも勘で操作できるインタフェースに進化していると思います。
ただし、モニターの大きさによっては辛いと思います。(大きなの設定に関する項目は見つかりませんでした。)

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(ちょっとSteinberg系のソフトの外観に似ていますかね)

旧バージョンとの比較

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(画像をクリックすると実物大の大きさで見れます)

OSC(オシレーター)

OSCは6基搭載されています。

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WAVE横の「►」をクリックし、波形一覧から選択できます。
波形の種類も豊富で、何よりも波形の図柄があるのがイメージし易いです。

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このシンセはWaveshapingタイプなのでセットした波形を更に編集(加工)することができます。

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ただし、思いどおりの音(波形)を作るには、結構な経験が必要だと思われます。
そのためには、波形加工欄にあるパラメーターの意味を知る必要があるかもですね。
安易に波形を加工すると、もちろんですが、耳障りな音しかしません。

filter(フィルター)

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zta+2には、視覚的にも分かり易い2基のフィルターがあります。

  • OSC横の「→FLT1」、「→FLT2」で各filterに入る音の量を決める
  • CUTOFF横のLinkボタンONでfilter1とfilter2の操作性の同期を取る
  • Parallelモードはfilter1とfilter2をそれぞれ独立使用
  • Dualモードはfilter1とfilter2のパラメーターの値のまま、ひとつのfilterとして作用する
    (ここは言葉上の表現が難しいのですが、filter1とfilter2が合体してひとつのfilterになるってイメージでしょうか)

eg(エンベロープジェネレーター)

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このegを見たときには最初ピンとこなかったのですが、通常の「ADSR」のDとSを「TIME」と「LEVEL」の項目に細分化しただけです。
グラフィック化されており視覚的にもイメージし易く、Editできます。

このegには、Pitch、1~6、Ampと分かれており、それぞれでEditできます。
最初戸惑ったのが、eg1~eg6です。OSCの数と同じことから、連動していると思いましたが、違いました。
ここの考え方は、6個の独立したegがありますと考えなければなりません。
OSCと連動させたければ、後述するmod(モジュレーションマトリックス)でこのegをOSCに割り当てて制御することとなります。

egの操作はノブでの調整の他、マウスによる制御も可能です。更にADSRのそれぞれを結ぶ線を曲線に変更することもできます。

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lfo(ローフリケンシーオシレーター)

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波形の周期でさまざまな音の変化を与えるlfoですが、こちも視覚性が向上されており、波形の選択も、WAVE横の「►」をクリックし、波形一覧から選択できます。
このlfoの特徴は、なんと言ってもWAVE2を選択できることでしょうか。

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WAVE2を選択すると波形のグラフィックがこんな感じで変化します。
こちらはWAVE1からWAVE2へ徐々に変化していくイメージになっています。
lfoも合計で6つありますが、OSCに連動しているわけではなく、egと同様にmodで割り当てて制御を行います。

  • TIMEスライダー
    WAVE1からWAVE2に変化する時間を調整します
  • SPEEDスライダー
    lfoの波形周期の速さを調整します

このlfoにもWaveshapingの拘りが見受けられます。

mod(モジュレーションマトリックス)

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ここの概念も初心者には取っ付き難い項目だと思いますが、このmodを覚えると音作りの幅がかなり広がります。 例えば上の黄色下線ですが、意味は「LFO1の周期でFILERのCUTOFFをEG2で制御する」となります。

シンプルな例:「OSC2のみのADSRをエンベロープ1で制御したい場合」

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これでeg1のエンベロープでOSC2の出音を制御できます。

この項目はz3ta+2の音作りの肝となるところです、自分のイメージを組み立てる「プログラミングする」部分です。 制御によっては時間とともに様々な音色の変化をもたらしたりできるようになります。

arp(アルペジオ)

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z3ta+2には強力なARPが搭載されています。
プリセットのSequenceなどには、それこそ、それだけで1曲できそうな音色があります。
ただし、残念なことはこのARPはz3ta+2上からは編集できません。
新しいUIを見たときには、これエディットできるの?って思ってしまいましたが・・・
PATTERN横の「►」をクリックすればARPの種類を変更できます。MIDIファイルも読み込めるみたいなので、オリジナルのARPはそちらで対応するとの事でしょう。

Effects(エフェクト)

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z3ta+2には強力なエフェクトがあります。(画面上部のEffectsボタンで表示できます)
あの、重厚な音色とかはこのエフェクトの影響を大いに受けているといっても過言ではないほどです。

  • distort
  • compress
  • reverb
  • modulation
  • delay
  • eq/simulator

z3ta+2をまっさらな状態からエディットしていくとあれ??って思うときもありますが、このエフェクトでかなり化けますね。

このエフェクトの新機能は掛かる順番を変更できるところです。

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マウスのドラック&ドロップで簡単に変更ができます。これは、コダワリ派にとっては嬉しい機能ですね。

performとプリセット

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OSCの横にperformボタンがあります、この項目はXYパッドになっていてmodで指定するといろんなパフォーマンスを行えます。
(ピッチやフィルターなどを割り当ててリアルタイムに操作する)
ライブパフォーマンスを意識したのでしょうね。

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プリセットの視覚性も改善されました。
カテゴリー分類され選びやすくなっています。当然ながら旧バージョンのプリセットも網羅されていて総数は1,000を超えます。
プリセットを使うだけでも十分楽しめます。

最後に

今回のバージョンアップは主に操作性の向上にあると思います。
多少画面がでかくなりましたが、操作性は旧バージョンと比べてかなり向上したと思われます。
シンセの音は重厚で相変わらず良い音です。
しかし、初心者が最初に買うシンセとしてお勧めできません。音色エディットが独特で、ある程度の知識と経験を必要とします。
もちろん、豊富なプリセットがあるので、エディットは徐々に勉強して行くって事ならありだと思います。新規購入で99ドルと比較的安価で手に入れられますし。

旧バージョンからのバージョンアップについては、49ドルと今のレートでは4,000円弱ですので安いです。
新たなプリセットも加わったこともあって、買っても損ではないと思います。

今回は、駆け足で全ての機能は網羅できませんでしたが、購入の際の参考になれば幸いです【END】

参考:プリセット音色は本家のサイトの動画で視聴できます。
http://www.cakewalk.com/Products/Z3TA/

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今後の記事作りの参考といたしますので評価をお願いします
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