ユーロビート・シンセリードの作り方

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先日「GO!GO!サマーアッアッ~アッ♪」ってCMやっていたんで「これAKBだよなぁ~?」って横にいる嫁に聞いたら、真顔で「えっ??これKARAだよ!もしかして知らないのぉ~w??」「音楽やってるんだから、これぐらいは知っててよ!恥ずかしい!!」って頭ごなしに言われた。

ちょっとカチンイライラときたんで、「KARAぐらい知ってるよ、ただAKBと見分けがつかないだけだろぉ」嫁は冷静に「それを世間では知らないと言う」って言われた。

(た、確かに・・・・)「KARAとAKBの見分けがつかなくても死にゃ~しないし、俺アイドルに興味ないし!」と投げ捨ててサッサと自分の部屋へ逃げた。

と、そんなチラシの裏話は置いといて、その大ヒットしている「GO GO サマー」(なんか昔MAXも似たような歌歌っていたなぁ)はユーロビートに分類されると思います。

ほんと日本人ってユーロビート好きですよねぇ~♪

さて、ここからが本題
ユーロビートに使われる、シンセリードの特徴は

  • ブラス系の音色(持続音)
  • アタックが特徴的でキレが良い

おおまかにはこの二つの特徴があります。

いろいろネットで作り方を調べてみると以下の内容を発見

  • オシレータは基本的に全てノコギリ波。わずかにピッチをずらしてデチューンする。1オクターブ高い音も足すと華やかになる。
  • ピッチにEGをかける。打鍵後すぐにピッチが急降下するようにディケイを短く設定する。ピッチが降下する音がアタック音に聞こえるぐらい。
  • デチューンの具合はSuper Saw程にブレた厚い音にせず、ノコギリ波の芯を残して上品な程度にずらす。ノコギリ波のアルデンテやー。
  • 音の厚さや鋭さ、迫力に欠けると思ったら、シンセをもう一台レイヤーしてみましょう。設定パラメータを若干ずらすのがコツ。
  • モジュレーションホイール等でヴィブラートをかけられるようにする。
  • コンプでアタック音が目立つようにするとカッコいいかも。

それを基に以下の動画をお題として、ユーロビートのシンセリードを作ってみました。


 

Sylenth1

今回作ったのがこちら(イントロのみ)

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オシレーターの波形選択とアンプエンベロープ

上で紹介した文では「鋸波」を選択とありましたが、OSCILLATOR A1にはパルス波を選択、OSCILLATOR A2に「鋸波」を選択。
(肝は別の所にありますので、こちらは出音の好みで)

Sylenth1 OSCILLATOR A1

VOICESは最大にしてDETUNEをちょっと浅めに掛けます。

Sylenth1 OSCILLATOR A2

OCTAVEは+1として煌びやかさを加えます。

PHASEは若干掛け、スタートする波形の位置をOSCILLATOR A1とずらします。

DETUNEも少し掛け、鋸波の芯を残します。

STEREOはゼロ(こちらはお好みで)

※VOLUMEはOSCILLATOR A1とA2の出音を聞きながら調整します。

Sylenth1 AMP ENV A

Aは基本ゼロ、Dは短めに、Sは長めに、Rは短めに設定します。

フィルター

Sylenth1 FILTER A

こちらも数値的に正解はありませんので、お好みで。

フィルターはハイパスフィルター12dBとして低音を若干削るイメージです。

モジュレーションエンベロープ

ユーロビートのシンセリードを作るうえで一番大切な所です。

Sylenth1 MOD ENV

MOD ENV1にはPitchを割り当ててディケイを短めに、ノブを1時の方向に持っていきます。
そうすることで、ピッチが下降しますが、ディケイが短いのでキレの良いアタックとなります。

もうひとつ大事なのがMOD ENV2、こちらもピッチを割り当てますが、ノブを11時の方向に回し上昇させます。しかしディケイが短いのでアタック感だけが強調されます。

シンセをエディットした感じだと、この二つの相反するピッチをエンベロープで設定することにより、更に歯切れの良いアタックが生まれるので、お勧めです。

ローフリケンシーオシレーター

Sylenth1 LFO

こちらもお好みの設定です。
波形のスタート位置をサイン波によってずらしているイメージでしょうか。

エフェクト

Sylenth1 CHORUS

コーラスは広がりを与えるために使用します。値はほぼデフォルト

Sylenth1 DELAY

ディレイは音に余韻を与えるために薄めに掛けます。DRY/WETの値を10時の方向へ

Sylenth1 COMPR

コンプは深めに掛けています。アタックも最小値です(0.1ms)

※エフェクトは基本お好みでどうぞ

ユーロビートシンセリードのダウンロード

FileName: LD EURO Lead sylenth1シンセパッチ
FileType: zip
FileSize: 648 bytes
DLCount: 2151

Arturia JUPITER-8V

ネットで検索していくうちに、ユーロビートのシンセはJUPITER-8Vで作ったとの情報もあったので早速体験版をダウンロード。

JUPITER-8V

往年の名器と言われたローランド社のJUPITER-8をモデリングしたソフトシンセです。

プリセットを調べてみると、やはりありました、「UJ SynBrass」そのまんまの音色です。

本格的にユーロビートをやる場合は欲しくなるんでしょうが、2万円以上と決して安くない値段ですので、今のところ必要性は感じていません。

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Synth1

上でも紹介した、DTM音作り@ウィキではSynth1のエディット画像がありましたので、こちらも試しに打ち込んでみました。

Synth1
(画像をクリックすると拡大します)

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最後に

今回はユーロビートのシンセリードを作ってみました。
シンセによってかなり特色が出ると思います。あの音そのまんま欲しいよって方は、Arturia JUPITER-8Vあたりが良いと思われます。

あとピッチをエンベロープで変化させるのが肝だと思いますので、ピッチをエンベロープで制御できるシンセが必須?だと思っています。

そういった意味ではZ3TA+あたりも良いと思われますが、只今勉強中ですので、今回は作れませんでした。Z3TA+でエディットできれば紹介したいと思います。

ユーロビートについて

ウィキペディアより転載

諸外国でのユーロビートの起こり
ユーロビートは、ハイ・エナジーと呼ばれていたジャンルの音楽から発展した。この音楽が「ユーロビート」と呼ばれるようになったきっかけのひとつとして、1985年12月、英国の音楽雑誌「レコード・ミラー」が、「ハイエナジー・チャート」の名称を「ユーロビート・チャート」に変更したことが挙げられる。この改名は、テンポが速く、ポップな作品が増加したためといわれている。なお、「ユーロビート・チャート」は、1987年、再度「ハイエナジー・チャート」に名称を戻した。
この時期、ユーロビートは、有名プロデューサーによって大量生産されていた。初期には、イギリスのプロダクションチームである、PWLのストック・エイトキン・ウォーターマン(Stock/Aitken/Waterman)が一大勢力を誇り、カイリー・ミノーグ、リック・アストリー、デッド・オア・アライヴ、メル&キムなどが彼らのプロデュースにより、1980年代中頃より世界的なヒット曲を出していた。その後、イタリア出身のM.Farina/G.Crivellente/F.FadingerによるユニットF.C.F.らによって多数のアーティスト、ヒット曲が輩出されている。
しかしながら、ステレオタイプな楽曲が飽きられ、日本以外では、次第にブームが収束していった。
日本での発展
一方、日本では、1980年代後半から1990年代前半にかけて「ザッツ・ユーロビート」というコンピレーションCDがアルファレコードから発売され、ブームに火を点けるとともに、ユーロビートの名称が定着した。同シリーズはVol.44まで続き、今ではユーロビートの古典的存在となっている。また、同時期には、他社からも「ユーロビート・ファンタジー」(ポニー・キャニオン)、「ベスト・ディスコ」(ビクター)というシリーズが発売され、ディスコ・ブームとともにユーロビートは、日本で一世を風靡した。
この時期、荻野目洋子(「ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)」)や、BaBe(「Give Me Up」)、Wink(「愛が止まらない ?Turn It Into Love?」、「涙をみせないで ?Boys Don’t Cry?」)などのアイドルがカバー曲を発表している。
その後、エイベックスから「スーパーユーロビート」(1989年?)「ユーロビートフラッシュ」(1995?1998年)、「ユーロマッハ!」(1999?2002年)というコンピレーションCDシリーズが発売され始め、「スーパーユーロビート」は現在でも続いている長寿シリーズとなっている。松浦勝人が直接イタリアのユーロビート・レーベルと契約し商業的な成功に導いたが、前述のとおり世界的にユーロビート全体の人気は落ち目な為、これらのレーベルの作品は、現在ほとんど日本国内で消費されているのみであり、日本国内でのみ人気のあるジャンルをイタリアのレーベルが何年間も制作しつづけるという珍しい現象が起きている。
現在では、いわゆる洋楽であるにもかかわらず、日本国内のみで発売されているコンピレーション盤がほとんどである。



もうねジェイビートでいいんじゃね?って思ってしまいます【END】

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今後の記事作りの参考といたしますので評価をお願いします
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