20110911-00

  Soundgoodizerに学ぶイコライジング

    Posted in: DTMTips, FL-VST, マスタリング
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以前もFL Studioに付属しています「Soundgoodizer」について記事を書きましたが、このプラグインの特徴から音を良くする要素が含まれていることが分かりました。

Soundgoodizerの効果

・高音域を持ち上げて音をクリアにする。
・低音域を持ち上げて音に迫力を加える。
・音圧を上げる。

過去記事 (旧ブログ)
【DTM講座】第20回 Soundgoodizer ~差し込むだけで音が良くなる魔法のプラグイン~

おおよそ、上記のような効果があり、差し込むだけで音が良くなります。

Soundgoodizerの効果をスペアナで確認してみます。
・サンプルサウンドは倍音を多く含む鋸波のシンセでC3を押下した場合の波形です。

スペアナ

低音域と高音域が持ち上がっているのが確認できます。
同時に音圧も上がっているので、見た目はかなりブーストしているように見えます。

低音域のイコライジング

低音域のポイントはズバリ60Hz、ここのポイントは主にベースの低音域やバスドラムの低音域、音程はあまり感じられず、体で感じるドスンとした部分があります。

この部分をブーストすることによって低音域の気持ちよさが得られる場合が多いです。

60Hzをブーストする際に併せて100Hz~200Hzを併せてカットすると良い結果が得られる場合があるそうです。

上の図では低音域60Hzを最大値としてブーストされているのが分かります。

高音域のイコライジング

空気感や色気またはサウンドのクリアさを出したいときは8KHzをブーストすると良いか結果が得られるでしょう。

この帯域はハイハットやシンバルまたはボーカルのサ行などがある帯域です。
ブーストすることによって音の明るさが得られます。

12kHz以上はほぼ倍音のみの構成で、さらに16kHz以上はブーストしてもあまり変化は得られません。

ラウドネス曲線

ラウドネス曲線

スペアナの波形をみて気付いたのが上にある「ラウドネス曲線」です。
(なんか共通点を感じました。)

「ラウドネス曲線」とは、簡単に言うと帯域間の人間に聴覚で感じる音の大きさです。
参考:等ラウドネス曲線(ウィキペディア)

低音域、高音域ともに中音域で感じる音の大きさと同じだけの大きさに聞こえるには、大きな出力が必要だということが分かります。

元来、音の迫力を得る低音域、音の明るさや、クリアさを得る高音域は、音の帯域がフラットの場合、聞き取りやすい中音域に負けて埋もれ易いと言えると思います。

よって、60Hzや8kHzをブーストすることによって、低音域の迫力、高音域の明るさなどを得ることができるのだと想像ができます。

Soundgoodizerの落とし穴

Soundgoodizerは上で説明した、低音部分と高音部分がブーストされて音が良くなる要素が組み込まれている事は理解できます。

以下のサンプルの低音部分を集中して聞き分けてください。
(ヘッドホン推奨です)

サンプル1

Audio clip: Adobe Flash Player (version 9 or above) is required to play this audio clip. Download the latest version here. You also need to have JavaScript enabled in your browser.

サンプル2

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どうでしたか?もちろん音は好みによるところが大きいですが・・・

私が初めてFLで曲を作ったのがバージョン7からです。そしてSoundgoodizerがFLに搭載されたのが、バージョン8からです。

Soundgoodizerはマスターに差すだけで音が良くなるという触れ込みでした。

その当時は疑う余地無くマスターに差し込んでいました。しかし、今当時の曲を聴くとやたら低音部分がモコモコしています。(もともとMIXも悪かったのですが^-^;)

バージョン7当時に作った曲よりも、バージョン8で作った曲のほうが低音部分がモコモコして聞き取り辛いです。

確かに音圧が上がり音の迫力は出ているのですが・・・・・・

これは、まさしくプラシーボ効果により、Soundgoodizerを差せば音が良くなると信じて使っていた事によるものです。

イコライジング

さて、上にあるサンプルの音源ですが、サンプル2のほうが低音部分はスッキリしていませんか?
これは、60Hz以下をバッサリ、EQで削ってその後にSoundgoodizerを掛けた例です。

もちろん、音を削っただけなので、実践時には細かいイコライジングは必要だと思いますが。

Soundgoodizerは低音部を極端にブーストするので、迫力は増すがモコモコとした音になり易く、掛ける前のイコライジングは必須だと思います。

Soundgoodizerに学ぶイコライジング

SoundgoodizerのAは「Maximus」のプリセット「Maxloudness2」が組み込まれています。よってMaximusのこのプリセットを使うときも同様ですが、低音部分60Hz部分と5kHz(8kHz含む)からの部分がブーストされてマスターに差し込むだけで音が良くなる。

しかしながら、特に低音部分はEQによる前処理を行う必要がある。

今回はマスタリングよるイコライジングといって良いと思いますが、端的に60Hzと8kHzの記事になりました。しかし良い音とはこれだけじゃないと思います。もっともっと奥が深いものと思います。

これからも音作りの探求、深めて行きたいと思います【END】

参考図書
マスタリングの全知識

マスタリングの全知識
著者:葛巻 善郎
出版社:リットーミュージック

マスタリングについてコンプやEQの使い方(基礎知識)をCDも交えて解説している良教材であると思います。
Amazonでの評判も良く購入する価値のある本だと思います。

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今後の記事作りの参考といたしますので評価をお願いします
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2 Responses to Soundgoodizerに学ぶイコライジング

  1. FLユーザー より:
    私はグータイザーよりもMaximusをよく使います。 なんだかパラメーターが多くてプリセットを選んで使うだけですが・・・ グータイザーはシンセリードとかに挿すと抜群に音が良くなりますよね。
    • 零音 零音 より:
      FLユーザーさん、こんにちは! 私の場合、Ozoneを手に入れてからは、Maximusの出番が無くて・・・・ Soundgoodizerはベースとかキックに使ったりしています。お手軽で迫力出ますし^-^

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